東南アジアの国に海外移住した男のブログ

東南アジアのある国に海外移住して10年以上。日本人として葛藤・苦悩しながら東南アジアでリアルに生きています!社会派ブログ!

パナマ文書っていうけどタックスヘイブン自体は合法なんですよ。

何やら最近、パナマ文書と言われるものが流出したってことで

かなり大騒ぎとなっております。

以下の記事のタイトルを見てもなんか怪しいですよね。。

 

toyokeizai.net

 

toyokeizai.net

 

タックスヘイブン自体は合法です

これらの記事はタックスヘイブン絡みで

世界中でも有名なVIPたちが

・不正に所得隠しをしている

マネーロンダリングしている

というものなのですが、

その流れでタックスヘイブン自体が”違法”である的な扱いを

受けているところもあるようです。

 

ただし、タックスヘイブン自体はきっちりとした合法であります。

 

タックスヘイブンというと東南アジアではシンガポール

税制措置が代表的で、タックスヘイブンの恩恵を預かるためにも

世界中の資産家がシンガポールに集まっているわけであります。

 

 なぜ資産家がタックスヘイブンの地に流れるのかというと

いっぱいお金もっているけどさ、

それに応じて多額の税金も払わないといけないなんて

Oh My Gosh,おい、そりゃ困るよー

というのが背景としてあります。

特にIPOや多額の資産をもったいわゆるVIPという人たちが

合法的に節税するためにもタックスヘイブンを敷いている

シンガポールにやってくるんですよね。

 

シンガポールの場合、人口も国土も小さい国ですので

他の国のように市民が普通に労働して、国に納税してもらって

といったらどう考えても国が成り立たないんですよね。

インドネシアベトナムなど東南アジアには

人口の多い国がいっぱいありますから、

普通にやってたら絶対勝てないんですよ。

 

そこでシンガポールタックスヘイブンなどの金融税制措置を行うことで

世界中から資産家を集めて海外移住してもらったり、

シンガポールで会社を作ってもらったり

シンガポールでビジネスしてもらったりということで

国として利益をだしていくんだよーん♪

といういわゆる金融国家を目指しまして

シンガポールという国自体が、タックスヘイブンを仕向けている国でもあります。

そういう意味でタックスヘイブンというのは基本的に合法でありますし、

タックスヘイブンが合法であるという認識のもと

日本もタックスヘイブン対策税制という特別の対策税制をしいていたりします。

 

合法のタックスヘイブンを悪用するとパナマ文書みたいになる

とはいっても冒頭で話したとおりタックスヘイブン自体は、

マネーロンダリングの温床にもなってもともとヤバイ金だったんだけど、

それを綺麗な金に見立ててしまうとか、

あるべき所得を無いことにしてしまう(所得隠し)

という裏ワザもできてしまうところが確実にあるので、

悪用するとパナマ文書みたいになってしまうわけです。

実際にシンガポールの金融当局もパナマ文書の調査に乗り出しているようですしね。

 

シンガポールで生きている人たちもこのことには気づいていて、

彼ら自身、マネロン/所得隠しとタックスヘイブンとの関係は

非常に微妙な関係であるということも知っております。

タックスヘイブンは合法だけど、やっぱりさーという感じなのでしょうか。

シンガポールの友達曰く

シンガポールマネーロンダリング国家だからさ!」と

冗談っぽく愚痴っているのを聞いたりもします。

 

まあ、シンガポール自体は基本的に給料も高いのですが、

人口の8人に1人?がミリオネアだったりするような国で

周りに億万長者がわんさかいる国でもありますので、

シンガポールでサラリーマンとして働いて給料が高くても、

俺もロールスロイスに乗って女はべらかしたいわぁ、

結局あいつらには勝てんわ(泣)、

という意味で愚痴っているというのが大きいとは思いますが。

 

そういう意味でパナマ文書で流れているVIPたちの情報は

確実に黒(違法)でほんとうにやばい事実なんでしょうけども、

結局は

・黒すぎて誰かの妬みを買ったり、

・お前らタックスヘイブンで儲け過ぎやろ

というところが動きだしてしまった結果が

パナマ文書というマイク・タイソンばりの右ストレートパンチを

繰り出してしまったのかもしれないと思う部分もあるわけです。

 

タックスヘイブンとは軸の違う別の話ですが、

あまりにも日本の資産家がシンガポール等に海外移住してしまうので

日本政府も出国税なる法律を作り合法的に対抗しているところもあり、

誰かがやり過ぎると是正/調整されるのは世の常なのかもしれません。

 

まあ、組織も人間もカネの恨みって絶対忘れないんでしょうね。。。

パナマ文書って(怖)

というところであります。

 

マリーナベイサンズ

 

そんな感じでキラキラした感じのシンガポールですが、

SMAPのCMで有名なマリーナベイサンズがらみで

SMAP好きおばさん旅行者なども多く、

あのキラキラした感じがあまり好きではないのですが、

SMAPが解散して中居くん一人でマリーナベイサンズでCMをやる

というのであれば、ぜひ再度マリーナベイサンズにも行かせていきたいと思います。

 

※追記

パナ文書、タックス・ヘイブン関係で続編を書きました。

livingasia.hatenablog.jp

 

 

海外移住関連で人気の記事を載せておきますので、

よければご覧くださいませー。

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