東南アジアの国に海外移住した男のブログ

東南アジアのある国に海外移住して10年以上。日本人として葛藤・苦悩しながら東南アジアでリアルに生きています!社会派ブログ!

日本のみなさんは南シナ問題をもっと把握するべき

毎度のことでありますが、なんだかまた

南シナ海あたりがざわついてまいりました。

 

mainichi.jp

 

日本の報道を見る限り、南シナ問題ってのは

駄々っ子中国が遠い東南アジアで暴れてます。またですよー。

的な感じ捉えれられていて、

まあ、東南アジアで揉めていることだから日本には関係ないっしょ!

と日本のみなさんが傍観者の立場で捉えられている感じがすごく感じます。

しかしながら、この南シナ問題にも日本は関係していて、

すでに巻き込まれています。

南シナ問題において、日本は傍観者じゃないんですよ!

って話をしようと思います。

(今回ちょっとお堅い話であります。)

 

南シナ問題って何よ

そもそも南シナ問題って何よ?ところですが、

この南シナ問題は石油と天然資源をめぐる各国

(主に中国、フィリピン、ベトナム)の争いであります。

最初はこの南シナ問題は中国はあまり噛んでいなかったようで

フィリピン、ベトナム間で争っていた時はさほど大きな国際問題

にはなっておりませんでした。

しかしながら、中国が同海域に人工島を作り出し進出してあたりから、

南シナ問題として世界的に大きく関心を寄せるようになったようです。

中国が言っている理由が正直無理やりな理由であり、

その理由ありえないでしょー、中国さん、もうまたー!

的な感じで国際的に中国が叩かれているという問題であります。

 

南シナ問題になんでアメリカが出てくるの?

上記記事では南シナ問題で中国を牽制するために

アメリカが出てきたという記事になっておりますが、

そもそもなんでアメリカさんが出てくるんでしょうか。

それは、アメリカは東南アジアで中国が活発に動くことを

いいと思っていないからであり、絶対に許さないと思っているからです。

中国が南シナを主張する理由は国際的に納得されていないので、

怒ったアメリカやオーストラリアがフィリピンやベトナムに肩入れしている

という構図になっております。

もうひとつの理由としては、

この南シナ問題で中国と対立しているフィリピン/ベトナム

アメリカはものすごく仲がよく、彼らフィリピンとベトナム

コントロールしやすいという背景も

アメリカがこの問題に首を突っ込んでいる理由にあると思っています。

 

めちゃくちゃ仲が良いベトナムとアメリカ

フィリピンは米軍も駐留してますし、フィリピンは親米国で知られているので

アメリカと仲がいいのはわかります。

しかしながら、非常に意外なのがベトナム戦争で互いに大きな痛手を

負ったベトナムとアメリカが仲が良いということです。

今や、ベトナムの海域にはアメリカの空母が航行していたり、

ベトナム共産党の幹部がアメリカ訪問していたりと、

ベトナム戦争で互いに盛大にバトルした両国の関係が

今では良好になっているという事実があります。

そして、南シナで中国に好き勝手やらせないように

互いに手を取り合って連携しているのであります。

 

日本も南シナ問題へ

japan.hani.co.kr

 

つい先日の自衛隊関連のニュースで

自衛隊が南シナを航行するという記事でありますが、

いわゆる軍に近い自衛隊が南シナを航行するのは

明らかに南シナ問題に絡む中国への牽制と見られ、

確実にアメリカの要請で日本もこの南シナ問題に首を突っ込んだ証拠となるものです。

まあアメリカ寄りの安倍政権がやりそうなことではありますけれども、

中国とアメリカの代理戦争に日本が巻き込まれる可能性もありますので

結構危険が行為だなと感じている次第です。

問題は、最近「パナマ文書」問題が盛んに報道されていて

この自衛隊の南シナ問題があまりにも報道されてない節があり

日本の皆さんにはそこが一番気になるところだと思って

おります。

 

僕は東南アジアに住んでいるので最悪仕方ないとは思っていますが

知らないうちに、知らないところで、正直あまり関係ないのに戦争に巻き込まれた!

という自体になったら、日本に住んでいる日本の皆さんは納得するのかな?

ってことであります。

 

たとえば、アメリカみたいに遠いソマリアの反政府勢力をぶっ潰して、

ソマリアの平和を取り戻そう!なんて言っても、

少なくとも日本国民だったら理解できないと思うんですよね。

悪いけどソマリアなんか知らんがなぁー

って話になると思うんですよね。

良いか悪いかは別としてそれが日本人としての

普通の感覚のような気もしており、

国際警察アメリカのような考え方は日本人には

持てないんじゃないかと思うのです。

保育園落ちた日本死ね!!問題のように

日本国内でも問題が山積みの中で

受け入れられるのかしらっと。

 

まあ、ここらへんの自衛隊の安保問題は

日本国内でも相当議論は

成された所ではあると思うのですけども、

現実にこの南シナ問題でそうなる可能性もあります。

そして、その危険性を日本のみなさんが気づいていないんじゃないかなっ

ているのが一番気になるところであります。

 

今回は真面目エントリーでした。

引き続きよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

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