シリアでの邦人拘束について(在外邦人の弱さ)
フリージャーナリストの安田純平さんが、拘束されたのではないか。
というニュースが流れてきました。
ヌスラに拘束されたとか、ぶっちゃけセキュリティ会社が暗躍してるっぽいよとか
色々な話が流れてきております。
後藤健二さんの時もそうだったのですが、このような邦人拘束のニュースを
聞くと本当にいたたまれない気持ちになってしまうのです。
そう、僕達、在外邦人というのは。
このような話をすると日本国内から必ず出てくる反応として、
助けるにも国の税金がかかるとか、身代金要求されたら税金から払うのかとか、
そもそも渡航禁止区域だろとか、政治的な話とか、
色々出てきますがここでは一切書きません。
ただ、一つ書きたい事はこのような事例を聞くと、
在外邦人としての弱さを見せつけられてしまったように思って、
非常に不安に駆られるということなのであります。
それが私達、外地の日本人なのであります。
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日本の外務省というのは非常に優秀な機関であると認識しておりますが、
・当地が戦争に突入してしまったら
・日本本土が戦闘状態に陥ったら
・当地で大規模な災害が発生したら
などの緊急事態が発生した場合、適切に在外に居る邦人保護をすることができるのか
というと、それは日本政府であっても簡単なものではないはずです。
「ビビってるんだったら外国に出ずに、日本に戻れよ」という批判も
出てくるでしょうが、
しかしながら、私たちには、それは出来かねる!それが僕の生き方だから!
としかご説明のしようがないのであります。
理解されないことを十分承知の上で、
これを受け取っていただくしか無いのだなと思うのであります。
そういう意味で、ジャーナリズムというものも
一部似たような考え方を持ち合わせてるんじゃないかなと思ったこともあるわけです。
無事であることを祈ります。