東南アジアに入り込むチャイナマネー(インドネシア高速鉄道)
東南アジアってのは立地的に中国のすぐ隣に位置してるんですよね。
残念ですが、中国という国は世界中であまりいい印象を持たれておらず、
ここ東南アジアでもそれは同じで「また中国かぁー」的な扱いを受けております。
とは言っても、東南アジアの国々は中国のおかげでかなり助かっている
といっても過言ではありません。
というのも、シンガポール、マレーシア、インドネシアなどはかなり
華僑の方々が入り込んでおり、インドネシアのように
政権を握っているのは華僑ですよー。という国すらあるわけです。
そんなこんなで、インドネシアでは昨年以下の様なニュースがありました。
そう、日本もかなり頑張っていたのですが、中国に負けちまったわけです。
(結局、中国から受注したけど全然ダメ!ってことで色々インドネシアの世論も
揺れてるんですけど)
負けた理由として、日本の営業力や折衝力の弱さ、そして、そもそも値段が高すぎんだよーという記事もあるのですけども、
そもそも論を言うとインドネシアの上流階級はほとんど華僑なわけですから、
中国との結びつきって相当なものなのです。
そういう意味で、(多額の賄賂とか含めて)最終的に中国寄りになったというのが
まっとうな理由なのかなと思ってはおります。
なので、逆に言うと日本は技術力と信頼という2つの武器をもって、
インドネシアに殴り込みに行ったに近いわけです。
(なので、この件について日本はそんなに自信を無くす必要はないわけです。はい)
こんな感じで、東南アジアの国は華僑が多い関係では実は中国とずぶずぶで、
すげー額のチャイナマネーが入り込んでいるんですよね。
防衛論及び地政学的に言って東南アジアというのは中国の隣にあり、
これについても、防衛論的に多額のお金をぶち込んで、
東南アジアを経済的にもコントロール(支配)してしまえという意図も
あるんだそうですよ。
南シナ問題として、ベトナムが中国にブチ切れちゃう!
という事案が発生したこともあります。(以下記事)
これもベトナムってのは本当にすごい国ではあるのですが、
ベトナムも中国嫌いの割には経済的には中国の影響は結構でかくて、
問題発生してから落ち着くまでベトナム経済も落ち込んじゃった、どうしよう。。
という結果になったという事実もあるわけです。
東南アジアと中国というのは、華僑の影響や地理的な問題もあり、
防衛論的なところを考えるとかなり複雑でありますが、
チャイナマネーってのは東南アジアでもすごいってことなんですよね。
日本と中国の複雑な関係と同じぐらいに東南アジアと中国の関係も
すごい複雑なわけです。。