東南アジアの国に海外移住した男のブログ

東南アジアのある国に海外移住して10年以上。日本人として葛藤・苦悩しながら東南アジアでリアルに生きています!社会派ブログ!

日本は本当に難民を受け入れられるのか。

先日難民問題について以下の記事を書きました。

 

日本の経済を立て直すのはやはり人口増加が必要で、

その実現のために移民を受け入れろっていう議論はわかるけど、

それかなり困難だよ!移民に頼り過ぎるのは危険だよ。

ということを記載させていただきました。

 

livingasia.hatenablog.jp

  

 ドイツ 難民施設への放火が増加

 上記のようなエントリーをした数日後なんですが、

ドイツにやってきた難民についてのニュースが飛び込んできました。

 

headlines.yahoo.co.jp

 

 1月末に発表されたBKAの統計によると、ドイツが移民・難民に門戸を開き、内戦下のシリアから逃れた人々を中心に110万人が流入した昨年、亡命希望者らを収容する施設への放火は92件発生し、2014年の6件から大幅に増加した。

 

うーん、 すごい放火の数ですね。

そして、明らかに難民受け入れに抗議する内容であります。

 

日本は本当に難民を受けいられるのか

そもそもドイツに行ったことがある方はわかると思いますが、

ドイツには移民が多いです。

特に中東や中欧という地域からの移民が多くて、

その理由はドイツはEUの中でも優等生で、経済が発展している国であるので

色んな国からどんどんと出稼ぎにやってくるんですよね。

 

難民以前に、そもそも移民がすごく多いという国柄を考えると

確実に日本よりは移民に対して寛容であるのですが、

そんな寛容性をもったドイツであっても難民受け入れについては

このような反対行動が起きてしまっているわけです。

 

そんな中、日本でも難民を受け入れることが決まったという

ニュースも出てきました。

www.asahi.com

  

受け入れること自体はよいのですが、

そもそも日本には受け入れるだけの体制や準備ができるのか?

ということが懸念であります。

 

 

日本なんて

  • 訪日外国人とかいうけど、まだまだ外国人は少ない。
  • 日本では、基本日本語しか通用しない

ような国であります。

難民だどうだこうだを言う前の段階で、そもそも外国人を受け入れられる

体制や国民の意識はまだまだ低い状態。

こんな状態でどうやって難民受けれるんだ。

ドイツのように反難民の動きがでて、事件も起きてしまうのではないか?

と思ってしまうわけです。

 

難民を受け入れるという姿勢自体は問題ないと重いますが、

とても気になるのが、そもそもこのシリア難民自体を受け入れるというニュース自体があまり大きく報道されていないという点です。

 

今の日本は大きく変わらないと行けないターニングポイントに来ていると思いますが、

そのターニングポイントの一つの課題として難民受け入れの問題があると思っています。時代の流れもあり、日本は難民を受け入れるしかないでしょう。これは避けて通ることのできない道なのだと思います。

しかしながら難民受け入れについては、ドイツで起きたような反難民の動きもでてくるでしょうし、何よりも日本国民が変わることができるのか?ということが大きな課題だと思っています。

 

ロボットだったりAIだったり、と将来というのはどんどん変わっていくものでありますが、その一つとしてこの難民受け入れ問題というのは非常に重要で

すべての日本国民が考えないといけない問題だと思っている次第です。

 

 

 

消えていく日本人 移民を受け入れるのは簡単じゃないよ。

以前から何度か記載している日本の移民問題についてですが、

東京入国管理局が、『日本型移民国家の創造』という本を出版して

外国特派員協会で会見した内容が記事になっておりました。

 

www.huffingtonpost.jp

 

ポイントを引用すると以下に書いてあるとおりですが、

かなり正論であると思います。 

高齢者人口の増加と若年人口の減少で経済も年金などの社会保障が崩壊の危機に瀕しており「ゆくゆくは日本と、貴い日本文化を背負った日本人が消えるというとてつもない危機」を迎えているとして、「日本列島の中で、世界のいろんな国から来た移民を日本人が温かく平等に受け入れ、日本列島の中に人類共同体、心が一つに成り平和な社会をこの50年、100年かけてつくってはどうか」と提言した。

 

スーパー高齢化社会出生率も少ない状態で、確実に人口減少となっており社会保障も崩壊する。というものであり、もっともなご意見でございます。

 

やがて日本人は”消えていく”

一つ明確に言えることは、日本人は徐々に少なくなっていくことです。

いまのままだと。これは、今の状況であれば仕方の無いことです。

 

この人口減少の問題を解決する方法として、

移民を受け入れる、長い時間をかけて移民国家を目指すという方法を

上記の記者会見では提示されていて、

今までと同じ日本人”とは違うかもしれないけれども、

他の人種や民族を移民として受け入れることで、移民と日本人が融合して

日本人らしさの残った日本人が残っていくのではないか。

そうすれば、日本文化も日本国というものも存続できるし、

人口増加によって経済も再度拡大を目指すことができるのではないか。

という理論のようです。

 

この人口問題については僕も何度か触れており、以下のエントリーで

僕なりの持論を展開しております。

 

livingasia.hatenablog.jp

 

・円安にしたいのはそもそも内需が少なくて国内で儲けがないからだ。

・移民を受け入れるのはそんなに簡単じゃないよ。

・円安などの為替に頼るのではなく、内需を喚起することで新の内需を目指すべき

 

上記の記者会見の内容とは結果として一つ相違点があって

僕の意見では、日本が簡単に移民国家になることは難しいし、

人口増加をするために移民に頼り過ぎるのは危険だと思っていることであります。

 

移民を受け入れるのは簡単じゃない

 移民を受け入れるには相当な準備が必要だと感じていて、

その理由は日本は島国国家であるからです。

島国だからこそ世界に誇る独特の文化を形成することができたし、

島国という特殊環境が今日においても受け継がれる日本人というものを形成したと言っても過言ではないと思っています。

 

そのため、このような島国国家 日本が多民族/他民族移となる民を受け入れることは並大抵のことではりません。たぶん無理だと思っていて、日本人にはそもそもその才能がないのだから仕方ないと諦めてもいいんじゃないかと個人的には思っているわけです。

だって、記者会見ではシリア難民受け入れろとかいうけど、シリアがどこにあるんだかもみんなわかってないし、そもそも中東に行ったことのない日本人のほうが多いはずです。あいつムスリムだぜーといって、きっとみんなで指差すんじゃないかと思います。

そんな状況で、本当にシリア難民を受け入れてうまく回るのかな?ってのは

現時点では甚だ疑問であります。

僕のように海外移住して、どちらかというとマイノリティーにある立場からすると、

日本に移民は合わないと思うと思ってしまうわけです。

 

もちろん、50年100年掛けてとは言っているので時間的余裕はあるでしょうが、

人口増加論として移民に頼り過ぎるのはいかがなものかと思っている次第であります。

(頼ってもいいいけど、移民に頼り過ぎるのは絶対無理と思います。)

 

日本というのは、日本人というのは、日本文化というものは

非常にもろくてかつ繊細なものであると個人的に思っており、

残念ながら日本人以外には分かりづらい文化だと思っております。

そのようなものであるがために人口増加論の解決策として、

移民に頼りすぎることは困難であると考えております、内需を拡大させることで人口増加を果たす

方法というのはないものかなっと日々考えている状況であります。

 

一風堂 韓国撤退も東南アジアならまだまだ行ける

世界的に展開している福岡の一風堂が韓国から撤退したようで

色々とニュースになっております。

個人的に言うと一風堂って高すぎるしまあ仕方ないよねー

という感じはしております。

 

zasshi.news.yahoo.co.jp

 

先進国の消費者は厳しい

韓国ってのは東アジアを代表する先進国であります。

行かれたことがある方はわかりますが、日本に似て結構便利ですよね。

一風堂が韓国で撤退したと聞いて個人的に思ったのは

先進国の韓国だったからうまくいかなかったのかもね、

ということであります。

 

その理由の一つとして先進国ってのは

経済観念が出来上がっていてモノや商品を測る考え方が

ある程度固まっているということであります。

簡単に言うと、

輸入品や国内品であっても、

まあこれは大体これぐらいでしょ、

それ以上言っちゃうとコスパ的にどうなの?

と考える人達が先進国の人たちです。

つまり、先進国の人たちは

味/場所/雰囲気/値段/サービスといったすべての要素を

考慮したうえで、その商品が妥当であるかを判断しようとするんですよね。

 

そういう面で韓国の一風堂は経営的にも消費者からしても

どこかのバランスがマッチしなかったのかなーってと思うんでですよ。

努力や改善というのはもちろん必要だったとしても、

これ以上努力して踏み込んでも経営的にマッチするポイントが

見えなかったのではないかと。

 

輸入品や外国製品に弱い東南アジア

一方、我が東南アジアはまだまだ途上国の国が多いのが実情であります。

彼らは自分たちがいわゆる途上国の中にいることを知っていて、

それについてものすごくコンプレックスを抱えています。

「あー、日本や韓国、アメリカの人たちはいいなー」と

「彼らは便利な生活ができて給料も高くて、彼らみたいになりたいわー」と。

そのようなコンプレックスを抱えている彼らは先進国からの

外国製品や輸入品にめっちゃ弱いという特性があります。

「私も、先進国の人たちと同じような生活するんだもん!」と言わんばかりに

わざわアメリカで仕入れたiPhoneとかをバカ高い値段で買っちゃったりするわけです。

livingasia.hatenablog.jp

 

 

つまり彼らは輸入品とかなんとかに非常に弱く、

輸入品や外国製品/商品においては価値観化をなくしてしまうという傾向があります。

「俺は金持ってるぞ、金持ってんだから、高い外国製品を買うの当たり前だ〜い」

(たとえ、その外国製品が普通よりも高くてもね!)

という状況になります。

 

こういう感じで、僕から見ると彼らは価値感覚がおかしいところが

多々あるわけです。

 

これは日本の飲食店とか、ブランド力の強いビジネスをやられている方には

非常によくて、高くても買ってくれる、高くても来てくれるという現象が

起きるんです。

 

一風堂の話に戻すと、バンコクとかシンガポール

最近はラーメン激戦区になっているようで

多くのラーメン屋がバンコクシンガポールにも入ってきているのですが、

まあ人気で、しかもすげー高い。

ぶっちゃけラーメンが日本より高いんです、でも並ばないと入れない所もあるんです。

 

彼らが豚骨スープの味を理解しているかは微妙だと思ってるんですが、

正直そんことはあまり関係なくて、日本で超有名なラーメンがあって

すげーおしゃれでさ、(金とか関係ないから)デートとかで行っちゃわない!?

という感じになるわけです。

 

そんな意味で東南アジアってのは途上国なりの理論で動く所があり、

考え方によってはマーケットはスキマだらけであります。

 

なので韓国の一風堂は、先進国の価値判断からすると難しかったのではないかと

思うのですが、スキマだらけで外国の商品に弱い東南アジアならまだまだ行けると思うので、めげずに東南アジアで出店攻勢してほしい限りであります。

 

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